コンサルタントというのは
人の悩みの解消をお手伝いする仕事なので
その人が普段は表に見せていない顔を知ることが出来ます
仕事ですからお客様に見えている顔とそうではない顔があるのは不思議なことではありません
私もオフモードのダラダラデレデレな顔はわざわざ見せません
人は色んな顔を持っているものです
最近はセルフアナリシス(自己分析)の開発や
ビジョンコラージュ(心理療法)を使ったメンタルトレーニングの開発を行っていたこともあり
人の普段は隠している顔を見ることことが多くなりました
みーんな色んな感情を抱えていますから
色んな顔を持っています
怒っていたり
意外と短気だったり
攻撃的だったり
逃げたるのがうまかったり
私みたいにだらけるのが好きだったり
被害妄想が強かったり
ナルシストだったり
本当に色々あるのですが
これが悪いことだとは思いません
みんなそうだから!
出していないだけで色んな感情を持っている
それが自然です
なんにも悪いことではないのです
では
「本性」という言葉にはどんなイメージがありますか?
本性って笑えない裏の顔だと思うんですよね…
先ほど色んな所で普段見せていない顔を見るようになったと書きましたが
その中でも「本性」と表現するほどひどいものを隠していた方はほとんどいません
皆さんちょっとしたブラックな自分やちょっとだけダメな自分を隠しているだけ
本性ってもっともっとすごい
スーパーハイパーブラック(←語彙力)な
他人には見えてはいけないレベルの裏の顔なんですよね~
そのとっても黒すぎる裏の顔は窮地に立ったときに
隠しきれずに表面に露出してきます
そう、表面化しちゃうのです
自分を守ることにいっぱいいっぱいになって
他人からどう思われるかまで気が配れなくなるのでしょうね
頑張っても隠せなくなっちゃうの
そんなことよりも自分の身を守りたい
自分が損をしたくない
その気持ちが全面に出てきます
そしてその行動に周りの人はどん引きします
うわ、何この人
普段のあの人柄は嘘だったんだね
本性こわ!
となるのです
しかし同じ窮地に立たされた時に本性が全く出ない人もいます
何かが起こった時に出てくるのが本性ならば
それがその人の本質です
本性というような言い方をされるような
あまりにも醜い本当の自分が出てきてしまうのは
普段自分を偽っているから
あれがあの人の本性だねという言われ方をするのは
普段とのギャップがあるからです
自分自身を偽ることなく
ダメな部分を無理やり隠さないように生きていれば
そこまでどす黒いものになることはありません
ではなぜそんなにどす黒い感情を隠しているのでしょうか?
まるで隠ぺい工作のようです
外に出したら批判されるような本性を持っている方は
当たり前ですが出すことが出来ません
自分でも自覚するぐらい
自分にとっても都合の悪い本性なのです
ここがポイントです
自覚してるんですよ、本人は
自覚してて隠してるの
自分の汚い部分や醜い部分を隠して取り繕っているから
その醜さが出た時に本性が出たと言われてしまうのではないでしょうか
もともとそういう人だと思ってたら「本性」とは言われませんからね!
隠すのをやめたらいいのにと思いますが
本当の自分で評価されることは怖いのでしょう
そりゃあ自覚するくらい醜い自分なんだもの
出したらがっかりされるでしょうね
でもそれが自分がされるべき評価です
取り繕ってもバレちゃうのが本性
それを隠そうとするから余計にどんどんどんどんギャップが大きくなってしまいます
隠ぺい工作のために罪を重ねる…といったところでしょうか
辛い時
逃げたくなる時に
その人の本性は出ます
自分は損をしたくないだとか
自分には関係ないだとか
そんな残念な本性が出てきてしまう人は最初からそう思ってるんだということです
でもこれって改善できることです
隠さなきゃいけないと自覚して隠しているはずだから
隠すのをやめて改善したらいいのに
でもそれはしたくない
自分が変わるのは嫌
頑張りたくない
損したくない
…うん
改善することよりも取り繕ってごまかして生きていくことを選んでいる人は
本性が出たという風に言われ続けるのでしょう
嘘をつくことばかり
取り繕うことばかり上手くなっていきます
そして人に呆れられていきます
できない自分を自分が認めていないので
しょうがないのかもしれません
出来ない自分を認めないと成長はありません
プライドと誇りを勘違いしているのかもしれませんね~
偽った自分で評価されても
他人を期待させ、いらない失望までさせてしまいます
あの人の本性って…と思われないために
取り繕う癖
嘘をつく癖をやめてみましょう
その癖が自分を苦しめているという真実に気づくととってもびっくりするかもしれません
しかし同時にすごく楽になりますよ
私自身も昔自己開示が苦手でした
完璧でなければならない
かっこいい自分でなければならない
そうじゃないと人が離れていってしまうという勘違いしていたからです
でも実際は本当の自分を出しても嫌われません
きれいなものだけの人っていないし
みんな何かしら出来ないことや黒い感情を持っています
「本性」を知った人の方が圧倒的に離れていき、そして二度と戻ってきません
取り繕ってるつもりはなくても
ナチュラルに嘘をついてしまうのが大人だと思います
合わせておいた方がいいかなと
空気を読む力がついていきますし
こういう風に言ったらこういう反応されるんだろうなという経験からの知恵もついています
ナチュラルに嘘をつく癖がある人
ナチュラルにいい人ぶる癖がある人
人に嫌われないために何かを演じている人
もしかしたらとんでもないどす黒い本性を持っているのかもしれません
「本性」と言われるような裏の顔を持たずに
ありのままの自分で勝負していきたいものですね^^
次回のテーマは
「あ、この人今逃げたなと感じる瞬間」
まだまだ掘り下げ系の記事が続きます
こんなの読みたくないよ~嫌だな~と思うかもしれませんが
目を逸らしたその瞬間がまさに逃げなのです
うふふ♡
お楽しみに!